「右翼」と「左翼」の違いについてわかりやすく解説

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右翼と左翼の違いについて分かりやすく解説

2022年4月30日

なかなかブログの更新が出来ていませんでした!

少し仕事が落ち着いてきたのでやっと更新が出来る様に...!

ということで、今回は「右翼」と「左翼」について解説します。

ネットや新聞等でよく見かけるものの、

かけるくん
「右翼」と「左翼」って実際はどういう意味なの??

と思っている方は多いのではないでしょうか。

本記事をお読み頂ければ、右・左翼の違いや意味をご理解頂けると思います!

それでは見ていきましょう。

 

すぐに分かる、「右翼」「左翼」の違い

「右翼」とは

「右翼」とは、端的にお伝えすれば【今までの伝統を大切にしよう】とする考えです。

つまり「古くからの伝統や習慣、制度、社会組織、考え方などを尊重する立場」にあたり、いわゆる「保守派」に当たります。

右派の中でも極端に右翼的な思想・個人・集団を「極右」「急進右翼」「超右翼」と呼ばれています。

「左翼」とは

「左翼」とは、端的にお伝えすれば【「自由」と「平等」を大切にしよう】とする考えです。

つまり「より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層」にあたり、いわゆる「革新派・リベラル派」に当たります。

左派の中でも極端に左翼的な思想・個人・集団を「極左」「急進左翼」「革命的左翼」と呼ばれています。

「右翼」VS「左翼」の構図

「右翼」は今までの伝統を鑑みる為、自由や平等が一部制限されるのは仕方ないという考えです。

イメージとしては、王政・貴族等の階級ですね。

階級が高い者が階級の低い者の自由を制限しますよね。また、階級が違う=平等ではないということになります。

逆に、「左翼」は自由や平等を重視している為、上記説明のような自由や平等が制限されるというのは当然ながら敵対意識があります。

その為、「右翼」と「左翼」は相入れる事は無く、一般的なイメージである「右翼」VS「左翼」という構図が出来ています。

よく分かる、「右翼」「左翼」の特徴

言葉の由来

そもそも右翼と左翼の語源はなんでしょうか。

これらの言葉はフランス革命に由来しています。

フランス革命期の(憲法制定)国民議会において、旧秩序の維持を支持する勢力(王党派貴族派、国教派など)が議長席から見て右側の席を占め、左側に旧勢力の排除を主張する共和派急進派が陣取ったことが語源となりました。

「右翼」の特徴

右翼は「伝統や人間の感情、情緒」を重視し、理想論である「人の自由や平等」というのは成し得ることが出来ないとしています。

そのため、伝統的制度に合理性が認められないとしても、「長い間定着してきた世の中の仕組みである以上は、多少の弊害があっても簡単に変えられないし、変えるべきでもない」というのがベースにあります。

「左翼」の特徴

左翼は、「人間は本来自由・平等」で、人権という理性知性で考えついた理念をまだ知らない人にも広め(啓蒙)実現しようと志す考えです。

これらの理念は「国際的」「普遍的」であって、その実現が人類の進歩であると考えられています。

人間は本来自由であり平等であるというのが根底にあるので、現実に支配抑圧、上下の身分、差別といった、自由と平等に反する制度があったら、それらを批判し改革する集団となります。

各派が行なっている活動について

右翼が行なっている活動

属する系統によって立場が違い、団体によって活動内容や方針も異なりますが、主に以下の活動を行なっています。

街宣右翼

主に街宣車を使って政治的主張を流布する活動をしているのが街宣右翼です。

「右翼が絶対的な正義であり、その思想は日本人の共通感覚である」とし、公道を大音量で走行する改造車を走らせる集団が街宣右翼となります。

一般的に、黒塗りの大型車両に国旗である日章旗事実上国章である十六八重菊や政治的スローガンを描いている車に乗っています。

抗議活動

日本共産党社会民主党などを「日本の赤化(日本が社会主義国になること)を企む暴力革命集団」と位置づけ、関係議会の抗議等を行っています。

テロ活動(極右)

右翼の中でも特に過激な政治主張・行動をする極右は、テロ行為を行う事もあり、過激派として情報機関や治安機関などからの監視対象であり続ける場合も少なくない。

左翼が行なっている活動

デモ行進

左翼団体のメンバー以外にも、労働者や一般市民も巻き込んでデモ行進を行っている場合もあります。

左翼デモが行われていた記事がこちら(産経新聞)です。

テロ活動

左翼の中でも特に過激な政治主張・行動をする極左もテロ行為を行うことがあります。

ということで、今回は「右翼」「左翼」について解説してみました。

言葉のイメージが出来ると、今までのニュースがより理解出来ていいですね!

それではまた次の記事にて!

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