考え

雑談日記

ご飯は自分の体を作り、情報は自分の思考を作る

2021年11月18日

 
 

会社勤務をしていたときのお話ですが、

尊敬していた上司から言われた言葉が非常に心に残っているので、思い出しつつ記事としてまとめます。

言われたシチュエーションとしては、仕事で自分が特殊な対応をして少しあわあわしてしまった後でした。

上司は私のところに来て『「tasuくんはわからないことがあると逆に100%しっかりやらないと」と思ってしまうクセがあるよね』と指摘頂きました。

そのあと、こんな例え話をしてくれました。

やった事のない仕事を一週間を期日に設定されて振られた場合、

仕事が出来る人というのは、まず1日かけて全体の流れや必要なモノ・コトを炙り出して、その日に上司に見せに行く。そこで間違いを指摘してもらって、軌道修正しつつ完成へと漕ぎ着ける。

仕事が出来ない人というのは、自分で調べてやってみて、全く方向性の違う仕事を6日で完成させて上司に見せに行く。

というのです。

「別に一人で全てをやろうとする必要はなく、上司に仕事をさせればいい」と。

この話を聞いたとき、もう自分でもびっくりするくらい成る程なと思いました。

わからない事はわからないで仕方ない。開き直るくらいの余裕がないと、逆に脳がこり固まって悪い方向にばかり進んでしまうのだなと気付かされました。

その日以来、自分ではわからないことが出てきた時には、「後で会社に確認すれば良いか」と開き直って会社に確認する為に必要な情報をまとめるようにしました。

もちろん、独立した今となっては自分が全ての決定権者なので、「後で会社に確認すれば良いか」とはならないものの、自分にはない新しい情報が出てきたら『わからないものはわからないと開き直って、柔軟に対応していこう』と心の余裕は出来るようになりました。

また、その上司は

触る情報量は多ければ多いほど、人として出来上がる。

とも教えてくれました。

クローズドな生活はほんの一部のクリエイティブ系の人だったらアリかもしれないけど、多くの人はたくさんの情報を知っておくと人として成長できると言い、これまた私の心に刺さりました。

今まで見聞きしたものや自分で食べたもの・感じたことは、しっかりと自分の中で知識として蓄えられ、将来誰かと話す時や、何かを提案する時に生きてきます。

例えば、自分が不動産屋で働いており、飲食店の店舗を探しているお客様がいらしたとすると、

この物件は2階ですけど、視認性が良くて集客が見込めます

1階では家賃は安いものの、一見さんは入りづらいので、やめた方がいいかもしれません

等、今までの経験からお客様に伝えることが出来ます。

・このお店は良い立地にあって、窓にわかりやすいPOPを貼っているから視認性いいんだろうな

・このお店は場所が分かりづらいから、ネット集客に力を入れているのかな

などなど、普段の生活で考えることが出来ていれば自分の意見が自然と出てくるようになります。

だからこそ、日々の情報は常々アップデートすべきだなと気付きました。

まさに、

【ご飯は自分の体を作り、情報は自分の思考を作る】

のかなと思います。

この記事の執筆を機に、ニュースや新聞もしっかりと読んでみようと思う所存です。

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