「バタフライエフェクト」という言葉はご存知でしょうか?
この言葉は「わずかな変化が起きると、それにより様々な要因が引き出され、段々と大きな事象が起きる事」を意味しています。
この言葉は、気象学者のエドワード・ローレンツによる、「蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?」という問い掛けと、もしそれが正しければ、観測誤差を無くすことができない限り、正確な長期予測は根本的に困難になる、という数値予報の研究から出てきた提言に由来しています。(Wikipedia)
なぜこの言葉を出したかと言いますと、実は先日駐車場で車を止めようとしたところ、別の止まっていた車のバンパー部分に私の運転している車のバンパーが当たってしまい、相手方のバンパー塗装が少し剥がれてしまいました。)
※もちろん、ぶつかってしまった相手方とはお話をして手続きを完了させております。
実はその日、思い返して見るとわずかな変化が結構起きていたんです。
事故をしてしまってからしばらく経ったのち、「バタフライエフェクト」という言葉とともに「日常は普通という奇跡の積み重ねなんだ」と改めて実感したので、自身の戒めを込めて記事にしました。
まずは事故についてお伝えします。
私が使っている月極駐車場は、以下の図のようになっています。
出入り口は一方通行で、縦長構造なので、少し入れにくいところになっています。
とは言っても、ここを契約してからもう3年くらい経っているので、かなり慣れていました。
いつもなら、車のヘッドから駐車場に入って、奥まで行ってからバックして駐車しています。
↓こんなイメージです。
ただ、事故をしてしまった際は、駐車場に入った時に奥に車が止まっていたのに気付き、仕方ないので駐車場内でUターンして入れようとしたところ、バンバーにぶつかってしまいました。
↓ こんなイメージです。
どう考えても止まっている車にぶつかってしまった私の責任なので、何も言い訳はしませんし、ぶつけてしまった相手方の方に大変申し訳ないと思う気持ちが非常に大きかったのですが、
それと同時に、初めて事故を起こしてしまったので、ちょっとしたことであっという間に人生の流れが変わるのかなと感じた瞬間でした。
その日は偶然朝早くに車を使う用事があって、
用事が終わって帰ろうとした際に偶然忘れ物があって取りに帰って
偶然いつもとは違う道で帰って
駐車場に着いたら偶然奥に車が止まっていて
ぶつけてしまってという。
小さい偶然が重なって結果的に事故になってしまい。
奥に止まっていた車は、私が所定の位置に止めたらすぐに出ていきました。
つまり、私が忘れものをしなければ、奥に車が止まっていなかったかもしれませんし、
そもそもいつもと同じ道で帰っていれば、少しタイミングが異なり車をぶつけなかったのかも。
「こうしていればぶつけなかったな」とかの後悔ではなく、ほんのちょっとした出来事が後々大きな出来事に変わる可能性があるんだなというお話です。
ふと思い出しだのですが、以前アルバイト先でよく言われていた『ヒヤリハット』も同じかなと思います。
ヒヤリハットとは、大きな事故等にはならなかったけども、事故になっていた可能性のある、一歩手前の出来事です。
『1つの大きい事故』には『29の軽微な事故』があり、29の軽微な事故には『300のヒヤリハット』があると言われています。
※ハインリッヒの法則と呼ばれます。
今まではあまり『ヒヤリハット』とか理解はできるものの実感はありませんでした。
ただ、今回の件で、少し意味合いは違いますが、この『ヒヤリハット』の大切さを痛感しました。
という戒めを込めた気付きの記事でした。