先日、上野の国立科学博物館へ「特別展 大英博物館 ミイラ展 古代エジプト6つの物語」を見学しに行ってきました!
時々駅で広告を見ていて、近いうちに行って見たいと思っていたので行けて非常に良かったです。
メイン展示会場は写真撮影が禁止だったので、会場内がデータとして残っていないのは残念ですが、内容はとっても満足でした!
「特別展 大英博物館 ミイラ展 古代エジプト6つの物語」の『古代エジプト6つの物語』が今回展示されている6体のミイラになっています。
【6体のミイラ】
① アメンイリイレト / テーベの役人
② ネスペルエンネブウ / テーベの神官
③ ペンアメンネブネスウトタウイ / 下エジプト神官
④ タケネメト / テーベの既婚女性
⑤ ハワラの子ども
⑥ グレコ・ローマン時代の若い男性
それぞれ6つのブースに分かれて、ブース事にテーマが決まっており、見やすく・わかりやすく展開されていました。
一通り見て2時間ちょっとくらいでした。
会場自体はそれほど広くありませんでしたが、各所に動画や展示・解説文があるので、ある程度時間を要します。
それにしても、ミイラ展行った多くの方が思うと思うのですが、、、
CTスキャンの凄さたるや!
CTスキャンがある事によって、ミイラに巻かれている布を剥がずに中がどうなっているかしっかりとわかるんです。
ミイラにする為に心臓を除いた内臓系を取り出し、取り出した内臓はミイラの中に入れて一緒に埋葬していたり、ミイラの中に護符が入ってたりと、初めて分かった事が多々ありました。
ミイラにするのは「復活」を信じて行っていた行為ですが、ミイラの棺を作るのも何十枚の木と杭等を併せて作っており、これだけしっかりと手間をかけて死者を埋葬?するのは非常に興味深いですね。
ミイラ展では、本当に色々なものが展示されていました。
・取り出した内臓等を入れておく壺
・体内に入っている護符のレプリカ(取り出せないので、CTスキャンしたものを3Dプリンターで作成)
・楽器や首飾り 等々
そしてなんと「古代エジプトの手跡が残ったパン」というものありました。
実際に見ましたが、確かにしっかり手の跡が残っているように見えます。
何千年前の人の手の跡が残っているとは、、、。
実際にこのパンを握っている人の事を考えると、ロマンを感じざるを得ません。
本当に色々なものが展示されていたので、最後まで飽きずに楽しめました。
最後まで見た感想として、当時のエジプトでは信仰するのを「当然の考え:として持っていたかもしれませんが、私はこのミイラ展を通して、一つの考えを信仰するというのは人間の特権だとつくづく思いました。(あまりミイラ関係なくてすみません笑)
無の中から思想を生み出し、その思想を他の人と共有して信仰・宗教となって知らない誰かの心の支えとなる。
実に興味深いです。
その信仰や宗教を信じていない人からすれば、何をやっているんだろうと思われる事でも、信じている人からすれば非常に大切な儀式だったりするわけですもんね。
もはや哲学の世界になりそう。。。
では本日の記事はこんな感じで。