深夜0時まで営業しているという噂のイエプラについて色々調べてみました。
色々な方々がメリット・デメリットをまとめていましたが、なかなか不動産業者からの目線が無かった為、元不動産業者の目線として私なりの考えをまとめてみたいと思います。
イエプラとは何か
イエプラについて知らない方もいらっしゃるかと思いますので、まずは簡単にイエプラについてご説明致します。
イエプラは、チャットで物件探しを行うことが出来るサービスです。
チャットに希望条件等を入力すれば、後は待っているだけで担当者が希望条件に合う部屋を紹介してくれますので、自分から不動産会社へ出向かなくて良いというのがポイントです。
また、深夜0時まで営業しているので、「忙しくお店に行く時間が無い」「深夜ではないとお部屋探しが出来ない」という方にも安心。夜遅くても・どこからでも不動産会社へ問い合わせできるのは嬉しいですね。
イエプラの特徴
イエプラの特徴となる3つのポイントは、「イエプラ」HPから抜粋しました。
業界初「チャット不動産」待っているだけで、最新のお部屋情報が届く
全てチャットで完結
問い合わせから物件の紹介まで、全てチャットで完結します。
気になる物件が見つかったら、現地待ち合わせにて内見が出来るので、契約時まで不動産屋へ行く必要がありません。
→ このサービスはめちゃめちゃ便利だと思いました。
一般的なチャットやAIだと画一的な返信ばかりで、問い合わせしたものの一人で探している感が強かったのですが、このイエプラは「○○駅の治安はどうですか?」とか「どの駅がオススメですか?」とかも聞けて、お部屋探しをサポートしてもらっているという支えにもなりますし、返信も早いのでかなり良いですね!
毎日深夜0時まで営業
他の不動産屋が閉まっている時間でも相談できます。
→ これもいいですね!
一般的な不動産会社だと18時or19時くらいで閉店になるので、仕事で忙しいとなかなか行けないorメール等で問い合わせや連絡が取りづらい方も多いと思いますが、深夜0時まで営業しているのであれば、仕事帰りでもリアルタイムで返信が出来るケースが多くなってくると思いますので、この深夜営業もかなりの強みです。
不動産屋専用サイトで未公開物件も探せる
大手サイトには掲載されていないお部屋も多数あり。
不動産業者だけが使える、一般の人は見れない専用サイトから多数ご紹介します。
→ このイエプラ、ATBBが使えると話題になっています。
このATBBというのは、アットホームの不動産業者版です。詳細については追って解説しますが、ATBBが使えると、部屋を探している他の方よりも有利なのは間違いないです。
イエプラのメリット
まずはイエプラのメリットについて解説していきます。
・わざわざ不動産屋へ足を運ぶ必要がないので楽
・システムの都合上、おとり物件が無いので安心
・ATBBが使えるので有利にお部屋探しができる
ですね!
それでは一つひとつ解説していきます。
わざわざ不動産屋へ足を運ぶ必要がないので楽
不動産屋へ足を運ぶ為には、せっかくの休みを削らないといけないですし、そもそも営業時間内に行けない方も多いと思います。
その為、不動産屋へ足を運ばずに、自分の好きなタイミングで問い合わせ・相談が出来るというのは非常にメリットが大きいです。
店舗に行った場合でもお部屋探しの担当がメールやラインで物件を紹介してくれますが、来店した方の接客対応やホームページ更新等する事が沢山あり、正直なところなかなかリアルタイムで返信や物件の紹介が出来ないケースが多いです。
その為、チャットで早め早めに返信をくれるというのは非常に嬉しいところです。
システムの都合上、おとり物件が無いので安心
『おとり物件』とは、すでに募集が終了しているのに関わらず「まだ募集中ですのでぜひ来店してください」と言って来店を促し、別の物件を紹介する悪質な手口を言います。
イエプラの場合、気になる物件があって内見したいとなった際には、来店の必要は無く直接現地で待ち合わせができます。
募集終了していたらそもそも内見出来ないですし、もし募集終了or申し込みが入っている物件に内見が出来たとして、イエプラ側としてもメリットはほとんどないのでほぼ確実に行きたがりません。
なので、気になる物件は現地待ち合わせで内見するというシステムの流れ上、おとり物件はありません。
ATBBが使えるので有利にお部屋探しができる
ATBBというのは、不動産業者しか登録出来ない物件情報検索サイトです。
ATBBを使いたい場合は、イエプラのチャット内で「ATBBを見たい」と言えば見れるよう手配してくれます。
なぜこのATBBが使えると有利なのかというと、一般の人たちが見ている不動産情報(アットホーム・スーモ・ホームズ等)は、このATBBやレインズという不動産業者用データベースから、不動産会社のスタッフが良さそうな物件をピックアップして載せています。
なので、情報の流れとしては以下のようになります。
「第1情報:ATBB・レインズ」→「第2情報:アットホーム・スーモ・ホームズ等」
つまり、不動産業者と同じようなスピードで、新着物件を見れるようになるので、同じような部屋を探している方よりも、早くより良いを見つけやすくなります。
イエプラのデメリット
それでは、イエプラのデメリットをまとめていきます。
デメリットについては色々考えたのですが、致命的なデメリットは無く、かなり良いサービスだなと思う一方、粗探し的な感じになりますが、何点かデメリットもあったのでお伝えします。
・夜に紹介された物件は空いているか分からない可能性が高い
・文字を打つのが面倒かも
です。
それでは、メリットの時と同様に一つひとつ解説していきます。
夜に紹介された物件は空いているか分からない可能性が高い
物件の空室状況については、その物件を管理している(所有しているorオーナーから預かっている)不動産会社しかわかりません。
ATBBやレインズに情報が載っていたとしても、一度空室状況を確認しないといけないのですが、大体の不動産会社が19時までで営業を終了してしまうので、営業時間外だとリアルタイムの空室状況を確認する事が出来なくなってしまいます。
その為、19時以降に送られてきた物件資料というのは、リアルタイムで募集中かというのは分からない可能性が高いので、そのように思って物件情報を見るようにしましょう。
文字を打つのが面倒かも
チャットでやり取りをする為、こちらの要望や質問などはすべて文章として打ち込む必要があります。
不動産屋へ行けば簡単な会話で終わる内容も、すべて文字を打つとなるとちょっと面倒かもしれません。
また、文章だけだと微妙なニュアンスを伝えづらいというのも少しネックなポイントですね。
ただ、現代ではスマホが当然の時代になっていますし、「文字を打ったり考えたりするのは面倒だけど、不動産屋へ行くよりかは楽で良い」と思う方の方が多そうです。(笑)
ATBBについて少し付け加え
一般の方からすれば、
ATBBが見れる = ここに掲載されている物件は全て募集中だ!
と認識してしまうかもしれませんが、実はそんな事はありません。
不動産業者向けのデータベースだとしても、登録物件の募集状況を更新しているのは人間ですので、申込みが入ったとしても・募集終了したとしても、物件の掲載を落としてないケースも十分にあります。
変な言い方かもしれませんが、ATBBにあまり過度に期待はしないで頂くとガッカリしないです!
さいごに
イエプラ、いいです!(笑)
私は営業されるのが好きではないので、どこかお店に行ったときに営業を掛けられたら面倒だなーと思う事が多々あります。
特に不動産屋なんて店舗に入ったら「営業されまくり」というイメージを持たれている方が多いと思います。(実際はそんなことない不動産屋も多いですが)
そんな中で、全てチャットで済ませられれば営業されても嫌だったら嫌と言いやすいですし、何より冷静になって判断する事が出来ますね。
なかなか不動産屋へ行く時間が無い方も、時間があっても営業されたくない方も、自分のペースでお部屋を探したい方も、ぜひ一度使ってみるといいかと思います!